2013/02/16

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毎日毎日薬を飲んだので、
僕の全身はチンコの大きさになって、女のアソコを出入りする。
出入りして奥にある肉の塊をギュッと掴む。
ギュッと掴んだのは赤ん坊で、赤ん坊を女のアソコから引っ張り出す。
「どうか僕の身代わり代になって人生を全うしてほしい」と伝える。
僕の全身は女のアソコへ入って行って鍵を掛ける。
「空室」というランプは消えて「満室」というランプが点灯した。

アソコの中では白血球が警備をしていた。
見つからないように隠れた。
見つかった。
僕は長い廊下を走って、走って、息を切らし、
突き当たりの左右に二つある部屋の、襖の開いている方に駆け込んで、
襖を閉めた刹那、肉の壁が押し寄せて、僕の全身を包んだ。

心地良い。
終の住み処にしたい。