2014/08/19

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調べるって何を?
何を調べるって?
女が勝手に妊娠して勝手に産むのだから少子化は女の問題でしょうか?
あの身体の大きさに対して
あの脚のサイズは小さ過ぎるだろうという生き物を見て
「随分脚が小さいですね」
と冷やかして
「いらっしゃいませ」
と言ってお客様として呼び込むのですが
分母が小さすぎる
台形
掘り起こしたら 三角形
未来の問題が 地面の中にあるから
みんなで掘って 掘って
そうして愈々
宗教に走るしかないということになりました
程々に浮かれた人々と
程々に浮かれた人々のメリークリスマス
エンド ハッピーニューイヤー
エンド ハッピーエンド
それから それから どうしたら良いのでしょうか?
私が自分について考えた時期と何も考えなかった時期との周期について
考えていたのは今から数千年前
ところで 言葉 すごい便利
あれから随分経ってしまいましたが
言葉 すごい便利
だって昨日のことであれば まだ覚えています
ああ 昨日とは まるで昨日のことのようだ
汚点が
お転婆
お天気
お葬式
面白い出来事が今起きて それを誰かに報告したいのですが
簡単に伝えられそうにないので
ひとりで
ひだりに
みぎに
みだりに
みだらに
もどかしい
じゃ 服脱いでみようか
もどかしいから早く 全部 ほら
門構えになって
門構えのなかの部首になって
門構えにア
門構えにイ
門構えにウ
門構えにエ
門構えにオ
閉めて

閃く
閃光
身体の部品を取り外して
ピカピカに磨いて
元の場所に取り付ける
または
元の身体に取り付ける
ために
自転車でそこへ向かう
途中
新しい自転車の形を想像する
新しいサドルの形を想像する
新しい自転車の乗り方を想像する
自転車と一体化する
全身が一体化する
新しい歯車の形
自慢しに向かう
途中
焦げる
焦る
嘔吐く
呻く
呻きながら食事をする男と女
箸やスプーンはとても重く
食べ物はとても固く
ううう んんん おおお あああ、
呻きながら食事をする二人
漠然と
あちら側の人間と
こちら側の人間がいるとして
あちら側の人間とは どういう人間ですか?
という問題に 答えて下さい
殴るなり蹴るなり好きなように
して
アメリカは核兵器を月の裏に隠
して
デパートの屋上の釣り堀コーナー
から
糸を垂ら
して
客を釣る
「いらっしゃいませ」
ところで
「迷子のお子さんがいます」
子供を吊るして お父さんを釣る
「迷子のお父さんがいます」
子供を吊るして お母さんを釣る
みんなで 呻きながら食事をする
最終的には 全員で嘔吐
ダイエットに有効なのは 腐った牛乳
戦場 ゲリラ 爆撃 瓦礫
民家の扉を開けると
突然のマイホーム
「お帰りなさい」
あ 幸せだ
ようこそ 崖と瓦礫の博物館へ!
やっぱり 戦場
難民 難民 避難民
お父さんとお母さんと子供 人混み 手を離しちゃったから
お母さんは 知らないおじさんを連れて帰宅した
お母さんは謂った「誰?」
おじさんは謂った「僕だよ」
ちょうど何もかもか嫌になってしまったので
ちょうど良かったんだ
おちんちん
下品な下ネタを受け流す仕草に 女性の品格を感じる
0・1・2の何れかの数字を目指すかで 宗教は対立する
一般的な冷蔵庫には謎の液体が入っている
ポッケに乳首を入れたまま洗濯してしまった
今 目の前には 明らかに落とし穴があって
壁には ドッキリ大成功と書かれたプラカード
さあ どうする?
答えて下さい
ところで
夢の録画に成功したよ!
と思ったら夢だった
因みに夢は
自分に一つ目小僧の子供が生まれて記者会見を開き泣いていた
祖母も生きていた
大勢の人に囲まれて ポツンと一人無表情で
もしくは 大合唱の中で ひとり口を動かさない
ところで
今日はいい天気ですね
あ そうだ 挨拶をするのを忘れてました
こんばんは こんにちは 左様なら お元気で
ところで 先生は怒ってますか?
怒りん坊先生の特技は オナラで叱ることだった
こら! 男のくせに 股から血を垂らすな!
何処で覚えたの?
身体を精子に変身させて
出て行って!
デブ専用列車から降りて
デブ専用改札を出て
デブ専用エスカレーターに登って
地上に出たデブは
デブ専用タクシーに乗り込み
デブ専用病院に辿り着き
デブ専用の白衣を着て
デブ専用の椅子に座って
暫くすると
デブの患者が入ってきて
デブの医師がデブの患者に対峙して
デブデブと罵った
デブはデブに
豚の身体のみがプリントされてるTシャツを着せた
ところで
埼玉県に津波警報が発表された
右手指先がふやけてしわくちゃになった
脳味噌みたいになった
折角なので 脳味噌になって考えてもらう
ところで 意外と落ちてないものですよね お金って

2014/08/14

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非行船
気嚢
詰まった気体
アンパン遊び

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『噴火口』

10年前くらいに学生時代の友人らに誘われて富士山に登りました。早朝に新宿に集合して、バスに乗り、五合目から上り始め、途中、山小屋で仮眠を取り、朝方に頂上に着きました。七合目辺りからは植物も生えていなくて、石ころばかりになり、石ころはどんどん大きなものばかりになりました。道中を全く想像していなかったのですが、想像以上に大変でした。ここでは簡単に死ぬんだと思いました。頂上には休憩する店が幾つかあり、少し離れたところに噴火口がありました。噴火口近くまで行って底を見てみたいと思いました。噴火口の周りは簡単な柵で囲われていました。少し近づいてみたのですが、噴火口の底は見えませんでした。結局、柵の辺りまで近づくこともできませんでした。頭に血が上って、震えて、足が前に出ませんでした。自然て綺麗だねとか美しいねとか全く思いませんでした。恐いとしか思いませんでした。とても怖かったので、また機会があったら、是非に来ようと思いました。